素敵なホームページが意味を持たない理由 | 株式会社ヴォイス

ホームページ XXXⅥ

素敵なホームページが意味を持たない理由

「デザインがかっこいい」「おしゃれで洗練されている」。そんなホームページが必ずしも成果を出すとは限りません。
実際には、見た目だけにこだわったホームページが成果に結びつかないケースは少なくありません。

本記事では、「素敵なホームページが意味を持たない理由」と題して、成果を出すために本当に必要な視点をご紹介します。

01 見た目が美しいだけではユーザーは動かない

「おしゃれなホームページ」=「成果の出るホームページ」ではない理由

見た目の美しさやデザイン性の高さは、ホームページの第一印象を左右します。ですが、「おしゃれなホームページ」が必ずしも「成果の出るホームページ」とは限りません。

たとえば、画像や装飾が多すぎてページの表示が遅くなったり、メニューやボタンの配置が分かりにくかったりすると、ユーザーは目的の情報にたどり着けず、すぐに離脱してしまいます。どれだけ綺麗にデザインされていても、ユーザーの利便性や目的達成を妨げていては意味がありません。

さらに、検索エンジンはデザインではなく、コンテンツの質やユーザー体験を重視して評価します。つまり、見た目だけにこだわったホームページでは、SEO的にも不利になる可能性があるのです。

本当に成果を上げるホームページとは、ユーザーにとって使いやすく、目的に沿った情報がわかりやすく整理されていることが前提です。デザインはあくまで手段であり、目的ではないことを意識することが大切です。

訪問者の目的とサイトの目的がズレていないか?

ホームページを制作する際に意外と見落とされがちなのが、「訪問者の目的」と「サイトの目的」が一致しているかという視点です。どれだけデザインに力を入れても、訪問者が求めている情報や体験とズレていると成果にはつながりません。

たとえば、ユーザーが「サービスの価格を知りたい」と思って訪れているのに、料金ページが見つけにくかったり、資料請求まで何ステップも必要だったりすると、途中で離脱されてしまいます。逆に、サイト側が「ブランドイメージを伝えたい」と考えていても、訪問者がそこに価値を感じていなければ、その意図は伝わりません。

重要なのは、ユーザーがどんな目的でページを訪れるのかを正しく想定し、それに応じた導線やコンテンツを設計することです。訪問者と運営側の目的が噛み合ったとき、ホームページは初めて意味を持ちます。

「誰に、何を、どう届けるのか」を明確にすることが、成果につながるホームページ制作の第一歩です。

02 デザインだけでコンバージョンは生まれない

ブランディングに必要なのは「見た目+戦略」

ホームページのデザインは企業やブランドの印象を決定づける大切な要素ですが、見た目が良いからといって、それだけで問い合わせや購入といったコンバージョンが生まれるわけではありません。

ユーザーがページを訪れる目的は、課題を解決する情報や価値ある提案を得ることです。デザインが整っていても、そこに明確なメッセージや導線がなければ、ユーザーは「何をすればいいのか」が分からず、次の行動につながりません。

成果を出すためのホームページには、「どこでユーザーが悩み、どこで動くか」を考え抜いた設計と戦略が必要です。ブランディングとは単なる“おしゃれな外見”ではなく、ユーザーに信頼や共感を持たせ、行動に導く一貫した仕組みのこと。見た目と戦略が噛み合ってこそ、ブランドとしての価値が伝わります。

つまり、成果の出るホームページ制作には、見た目の美しさとマーケティングの視点を両立させることが不可欠なのです。

CTA(行動喚起)がなければ反応は生まれない

ホームページの目的は、ユーザーに何らかの行動を起こしてもらうことです。資料請求、問い合わせ、購入、予約など、「次のステップ」へ自然に導く設計がなければ、どれだけ魅力的な内容でも、反応につながりません。

そこで重要になるのが「CTA(Call To Action/行動喚起)」の存在です。CTAとは、「お問い合わせはこちら」「無料相談を申し込む」「今すぐダウンロード」など、ユーザーに具体的なアクションを促すためのボタンやリンクのことです。

よくある失敗は、CTAが目立たない位置にあったり、文言が曖昧だったりするケースです。たとえば「詳しくはこちら」だけでは、ユーザーは何が起こるのか分からず、クリックをためらいます。「◯◯の資料を無料ダウンロード」など、目的が明確な表現にすることが効果的です。

また、CTAの設置場所も重要です。ページの最下部だけでなく、ユーザーの興味が高まるタイミングに合わせて複数設置することで、行動率は大きく変わります。

成果を生み出すホームページにおいては、CTAの工夫がコンバージョンを左右する大きな要素です。

03 ターゲットを明確にしないと「誰にも届かない」

ペルソナ設計・カスタマージャーニーの視点を持てているか?

ホームページ制作で成果を出すには、「誰に向けて情報を発信するのか」を明確にすることが欠かせません。ターゲットが曖昧なまま作られたホームページは、誰の心にも響かず、結果として反応も得られません。

ここで重要になるのが、「ペルソナ設計」と「カスタマージャーニー」の視点です。ペルソナとは、理想的な顧客像を具体的に設定すること。性別・年齢・職業・ライフスタイル・価値観などを細かく想定することで、「その人に伝えるにはどうすればいいか?」という具体的な発信が可能になります。

さらに、ユーザーがどのような流れでサービスを知り、比較・検討し、申し込みに至るかという行動プロセス(カスタマージャーニー)を考慮した設計があると、ホームページの構成やコンテンツの配置に戦略性が生まれます。

例えば、情報収集段階の人に対してはいきなり問い合わせフォームを提示するのではなく、「事例紹介」や「よくある質問」などを通じて安心感や理解を深めてもらう導線が効果的です。

ターゲットを絞り込むことで、ホームページは初めて「刺さる」ものになるのです。

伝えたいことよりも「伝わること」を意識した構成が重要

ホームページを作る際、多くの企業や担当者が「自社の強みをしっかり伝えたい」「サービスの特徴を丁寧に紹介したい」と考えます。それ自体はとても大切な視点ですが、伝えたいことを一方的に詰め込むだけでは、ユーザーの心には届きません。

大切なのは、「伝える」ではなく「伝わる」ように工夫することです。たとえば、専門用語ばかりの説明や長すぎる文章は、ユーザーの理解を妨げてしまいます。また、構成が複雑で目的の情報にたどり着けない場合、途中で離脱される可能性が高くなります。

「このページを読むユーザーは、どんな悩みを抱えているか?」「どの情報を最も知りたいか?」といった視点を持ち、ユーザーの目線で情報を整理・配置することが重要です。

たとえば、サービスの特徴を説明する前に、まず「誰に向けたサービスか」を伝えるだけでも、読み手の理解度は大きく変わります。構成や表現の工夫によって、同じ情報でも伝わり方はまったく違うのです。

ホームページは企業の自己紹介の場ではなく、ユーザーとの“対話の場”。伝わる構成こそが、成果を生む設計につながります。

04 成果につながるホームページに必要な3つの要素:デザイン × UX × コンテンツ戦略

「なんとなく良い感じ」ではなく「目的に沿った設計」が鍵

ホームページで成果を上げるためには、見た目の美しさだけでなく、ユーザー目線に立った戦略的な設計が欠かせません。そのために必要なのが、「デザイン」「UX(ユーザー体験)」「コンテンツ戦略」の3つの要素です。

まず「デザイン」は、ブランドの印象を視覚的に伝え、信頼感を与える役割を担います。ただし、装飾に偏りすぎて操作性が低下してしまうと、本来の目的を果たせません。

「UX」は、ユーザーが情報にスムーズにたどり着けるような構造や動線の設計です。たとえば、ナビゲーションの明確さ、読みやすさ、スマホ対応などが挙げられます。

「コンテンツ戦略」は、検索ユーザーの意図に応える情報をどのように構築・配置するかという視点です。SEOを意識したキーワード設計や導線設計がここに含まれます。

これら3つが噛み合うことで、「なんとなく良い感じ」ではなく、目的に沿ったホームページ設計が実現します。誰に何をどう伝え、どんな行動を促すのか。その全体像を描いた上で制作することが、成果を生み出す鍵なのです。

05 本当に意味のあるホームページ制作とは?

ブランディング・SEO・ユーザー体験を戦略的に融合させる

「見た目が良い」だけのホームページでは、ビジネス上の成果につながらない──これは本記事を通じて繰り返しお伝えしてきたことです。では、本当に意味のあるホームページ制作とは何か?それは、ブランディング・SEO・ユーザー体験(UX)という3つの視点を戦略的に融合させた設計に他なりません。

ブランディングでは、見た目や言葉のトーンに一貫性を持たせ、企業の信頼性や価値観を自然に伝えることが求められます。

SEOの視点では、検索されるための情報設計やキーワード選定が重要です。ターゲットの検索意図に応えるページ構成がなければ、そもそもホームページが見つけられません。

UXでは、ユーザーが迷わず情報にたどり着き、自然に次の行動に進めるような設計が求められます。ここが欠けると、どれだけ情報を整備してもコンバージョンにはつながりません。

これらをすべて掛け合わせ、ビジネスの目的に沿った構造・内容・導線で設計されたホームページこそが、「本当に意味のあるホームページ」といえるのです。

AUTHOR:

VOICE

CONTENTS

ホームページ XXXⅥ

素敵なホームページが意味を持たない理由

ホームページ XXXⅤ

「なぜ反応がない?」ホームページを公開したのにお問い合わせが来ない理由とは

ホームページ XXXⅥ

金沢でホームページ制作を考える|ホームページを「つくる前」に考えておきたい補助金の話

ホームページ XXXⅤ

Webサイト制作を経営戦略の一部として考える|成果につながるサイト設計とは?

ホームページ XXXⅣ

ブランディングを成功させるホームページ制作のポイント

ホームページ XXXⅢ

ホームページリニューアルで企業の成果を最大化する方法

ホームページ XXXⅡ

ホームページのトラフィックを増やすための基本戦略

ホームページ XXXⅠ

ホームページのデザインとブランディングの重要性

ホームページ XXX

モバイルフレンドリーなホームページ制作の重要性と実現方法

ホームページ XX Ⅸ

ブランディングを強化するホームページ制作のコツ

ホームページ XX Ⅷ

ターゲット市場に最適化したホームページ制作の方法

ホームページ XX Ⅶ

UXデザインでユーザーを惹きつけるホームページ制作

ホームページ XX Ⅵ

ホームページでビジネスを成長させるための戦略

ホームページ XX Ⅴ

ホームページの開設目的と役割

ホームページ XX Ⅳ

パーパスブランディングの重要性:企業のビジョンを具現化するデザイン戦略

ホームページ XX Ⅲ

モバイルファースト時代におけるホームページ制作の重要性

ホームページ XX Ⅱ

デザインと課題解決の融合:企業の本当の価値を引き出すブランディング

ホームページ XX I

デザインの力で価値を可視化する:UI/UXの未来像

ホームページ XX

問い合わせが急増!ホームページで効果的なCTA設置の秘訣

ホームページ ⅩⅨ

ブランディングとECの融合:オンラインビジネスの新たな潮流

ホームページ ⅩVIII

マーケティングから始まるホームページ制作の成功法則

#ホームページ ⅩⅦ

ホームページの集客術 SNSの効果的な活用法

#ホームページ ⅩⅥ

AIの進化と共に変わるホームページ制作:新たな関係性の創造

#ホームページ ⅩⅤ

ホームページと採用:過去の教訓と未来への展望

#ホームページ ⅩⅣ

企業の顔となるホームページ:ブランディング戦略を活かした制作術

ホームページ ⅩIII

ブランディングの核心:ゴールデンサークルを活用した価値の可視化

ホームページ ⅩⅡ

ホームページ制作におけるChatGPTの役割と新時代のSEO戦略

ホームページ ⅩⅠ

ホームページの保守管理とSEO|メンテナンスのSEOへの影響

ホームページ Ⅹ

SEOとGA4|新しいアナリティクス時代の最前線

ホームページ Ⅸ

コンテンツファーストなホームページ制作

ホームページ Ⅷ

効果的なWEBサイト制作のポイント|目的を明確にする理由

ホームページ Ⅶ

金沢でのホームページ制作費用:予算別ガイドと選び方

#ホームページ Ⅵ

SEO対策の種類と詳細:内部対策と外部対策の違いについて

#ホームページ Ⅴ

SEO対策で変わるホームページの可能性:効果的な戦略と実施法

#ホームページ Ⅳ

ユーザビリティとアクセシビリティ Webサイトの新たな標準

#ホームページ Ⅲ

Webサイトのレスポンシブデザイン モバイルフレンドリーの重要性

#ホームページ Ⅱ

ホームページ作成を依頼する前に知っておきたい5つのポイント

#ホームページ Ⅰ

集客を意識したホームページ制作

CONTACT
お問い合わせ

Q&A
よくある質問

閉じる

制作に関する
ご依頼・お問い合わせ

ブランディングやホームページ制作、
グラフィックデザインなどの制作に関する
ご依頼やご相談については
お電話またはお問い合わせフォームから
お願いいたします。
またお急ぎの方にはZoomでのご相談も受け付けております。

電話でお問い合わせ

tel.076-254-0210
受付時間 9:00-18:00

tel.076-254-0210受付時間 9:00-18:00

お問い合わせフォーム オンライン相談

※当社への営業のご連絡は
メールにてお願いいたします。
お電話での営業はご遠慮ください。

閉じる

よくある質問

Q.県外からの依頼でも対応は可能か?
A.全国各地にお取引先があり、柔軟に対応してきた実績があります。まずはリモートでのご面談などでもけっこうですので、どうぞお声かけください。
Q.コンペに参加いただくことは可能か?
A.基本的には参加しておりませんが、弊社にお声掛けいただいた動機などを聞かせていただけると幸いです。諸条件なども確認できましたら、ご検討させていただくことも可能です。まずは詳しいお話を聞かせてください。
Q.紹介者はいないが新規取引できるか?
A.ご紹介者がいなくても問題ありませんが、まずは一度ご面談をさせてください(リモートなどでももちろんけっこうです)。お話をさせていただいて、御社にとって、本当に弊社に依頼してよろしいかを判断する機会になると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
閉じる

制作実績