「失敗事例から見えた、企業のホームページ制作 成功パターンと判断ポイント」 | 株式会社ヴォイス

ホームページ XLVIII

「失敗事例から見えた、企業のホームページ制作 成功パターンと判断ポイント」

ホームページ制作の失敗は、
デザインが悪かったから起きるわけでも、
制作会社選びを間違えたから起きるわけでもありません。
実際の現場で多いのは、一つひとつは正しそうに見える判断の積み重ねが、結果的に失敗につながっているケースです。
・準備はしていた
・相場も調べた
・制作会社とも打ち合わせを重ねた
それでも、
「思っていた成果が出ない」
「作ったものの、活用できていない」
という状態に陥ってしまう。
私たちがこれまで関わってきたホームページ制作の失敗事例を振り返ると、
そこには共通する原因と、
途中で気づけていれば回避できた判断ポイントがはっきりと存在していました。
このコラムでは、
単に「よくある失敗」を並べるのではなく、
•なぜその失敗が起きたのか
•どの判断がズレていたのか
•どう考え直せば成功に近づいたのか
を、制作工程ごとに整理していきます。

制作前の準備、設計、費用感、契約、運用体制。
さらに、自作やフリーランス活用、リニューアル時の注意点まで含めて、
失敗事例から見えてきた“成功パターン”と判断の軸をまとめました。


これから新規制作やリニューアルを検討している方にとって、
「何をするか」以上に
「どこで迷うと失敗しやすいのか」が分かる内容になっています。
成功事例を探す前に、まずは失敗の構造を知る。
それが、ホームページ制作で後悔しないための一番の近道です。




01 ホームページ制作における失敗原因とは


よくある失敗の具体例


ホームページ制作がうまくいかなかったと感じるケースには、いくつかの共通したパターンがあります。
多くの場合、「致命的なミス」をしたというより、一つひとつは小さな判断のズレが積み重なった結果として失敗に陥っています。
ここでは、制作現場で特に多い失敗の具体例を挙げながら、その背景にある原因を整理します。


1. デザインが古臭い
ホームページ制作における失敗例として、まず挙げられるのがデザインが古く見えてしまうケースです。
公開当初は問題ないと思っていても、数年経つうちにトレンドから外れ、
「なんとなく古い」「今っぽくない」という印象を与えてしまうことがあります。
この場合、制作者側だけでなく、
「無難なデザインでいいと思った」
「流行を意識しなくても大丈夫だと思った」
という判断が原因になっていることも少なくありません。
結果として、第一印象で信頼感を得られず、
本来伝えたい強みや内容まで読まれないまま離脱されやすくなります。


2. 情報が整理されていない
次に多いのが、情報が整理されていないホームページです。
内容自体は充実しているにもかかわらず、
•何を一番伝えたいのか分からない
•メニューが多く、どこを見ればいいか迷う
•必要な情報にたどり着けない
といった悩みをユーザーに与えてしまいます。
この失敗パターンは、
「情報を削るのが怖かった」
「とりあえず全部載せたほうがいいと思った」
という心理から陥りやすく、特に多くの企業サイトで見られます。
結果として、情報が多いのに、伝わらないという状態になってしまうのです。


3. 読み込み速度が遅い
もう一つ、見落とされがちですが影響が大きいのが読み込み速度の遅さです。
画像や動画を多く使った結果、表示に時間がかかり、
ユーザーが待つことにストレスを感じてしまうケースも少なくありません。
制作時には問題ないと思っていても、
実際の閲覧環境では表示が遅くなり、
「開かない」「重い」と感じた時点で、他のサイトに移ってしまう可能性があります。
この点は、
デザインや構成だけに目が向き、体験全体を見られていなかった
という判断ミスから起こりやすい失敗です。


ポイント:失敗は「技術」より「判断」で起きている


ここで挙げた失敗例を見ると、
デザイン・情報設計・速度と、それぞれ別の問題に見えるかもしれません。
しかし実際には、
「どこを重視するか」
「何を優先するか」
という判断のズレが共通の原因になっています。
•見た目を優先しすぎた
•情報を詰め込みすぎた
•制作時点の視点だけで決めてしまった
こうした判断が積み重なることで、
「思っていたような成果が出なかった」という失敗に繋がりやすくなります。




失敗事例から見える共通の原因


これまで見てきた失敗事例を整理すると、
表面的な問題の奥に、共通する原因があることが分かります。
デザインや構成、速度といった部分でトラブルが発生していても、
結果的には、制作の初期段階にあった判断の不十分さが影響しているケースがほとんどです。
ここでは、特に多くの現場で見られる共通原因を3つに分けて整理します。


1. 目的の不明確さ
ホームページ制作の失敗原因として、最も多いのが目的が曖昧なまま進んでしまうことです。
「会社案内として必要だから」
「とりあえずホームページがないと不安だから」
このような理由で制作が始まると、
途中で
「結局、何を一番伝えたいのか」
「このページは何のためにあるのか」
が分からなくなりやすくなります。
目的が共有されていない状態では、
デザインや構成の判断基準がなくなり、
部分ごとの判断が積み重なった結果、
全体としてちぐはぐなサイトになってしまいます。


2. ターゲットの不在
次に多い問題が、ターゲットが具体化されていないことです。
「幅広い人に見てほしい」
「誰が見ても分かる内容にしたい」
一見すると正しそうですが、
実際には誰にも強く刺さらないサイトになってしまうケースが多く見られます。
ターゲットが不在のまま制作を進めると、
•情報量が増えすぎる
•表現が抽象的になる
•ユーザーの行動を想定できない
といった問題が発生しやすくなります。
結果的に、
「見られてはいるが、反応がない」
という状態に陥ってしまうのです。


3. テスト不足
もう一つの共通原因が、公開前・公開後のテスト不足です。
制作が一区切りついたことで安心してしまい、
•表示崩れ
•読み込みの遅さ
•スマートフォンでの使いにくさ
といった問題に気づかないまま公開されてしまうケースがあります。
この原因の多くは、
「完成=ゴール」という認識にあり、
実際にユーザーが使う場面を十分に検証できていない点にあります。
その結果、
小さな不具合や使いにくさが積み重なり、
離脱や機会損失につながってしまいます。


ポイント:失敗は制作途中ではなく「最初」に仕込まれている


これらの共通原因を見ると、
失敗は制作の後半で突然起きるのではなく、
最初の考え方や共有が不十分だった部分から始まっていることが分かります。
•目的が曖昧
•ターゲットが定まっていない
•検証する前提がない
この状態で進めると、どれだけ作り込んでも、
結果的に「うまくいかなかった」という評価になりやすくなります。





02 成功するためのホームページ制作のチェックポイント


制作前に確認すべき準備事項


ホームページ制作を成功させるためには、
制作や作成に入る前の事前準備が仕上がりを大きく左右します。
多くの失敗事例を見てきて感じるのは、
技術やデザインの問題以前に、
「確認すべきことを確認しないまま進めてしまった」ケースが非常に多いという点です。
ここでは、制作前に必ずチェックしておきたい準備事項を整理します。


<目的を明確にする>
まず最初に行うべきなのは、
このホームページで何を達成したいのかを明確にすることです。
•問い合わせを増やしたいのか
•サービス内容を正しく伝えたいのか
•採用を強化したいのか
目的が曖昧なまま制作を進めると、
途中で判断がぶれやすくなり、
結果的に「何のためのサイトなのか分からない」仕上がりになってしまいます。
目的を言語化し、関係者で共有できているかどうか。
これが、ホームページ制作の作り方を左右する最初のチェックポイントです。


<予算を設定する>
次に重要なのが、予算の設定です。
事前に予算感を決めておかないと、
•どこまで作り込めるのか分からない
•後から追加費用が発生しやすい
•制作会社との認識がずれる
といった問題が起こりやすくなります。
予算は「安く抑えるため」だけでなく、
適切な制作範囲を決めるための基準でもあります。
無理のない金額で、何を優先し、何を後回しにするのか。
その判断ができる状態を作ることが大切です。


<スケジュールを立てる>
最後に、制作スケジュールの確認です。
ホームページ制作は、
デザイン・原稿作成・確認・修正など、複数の工程が重なって進みます。
スケジュールを立てずに進めてしまうと、
•確認が後回しになる
•修正期間が取れない
•公開時期がずれ込む
といった事態が起こりがちです。
事前に
「いつまでに何を決めるのか」
「誰が確認するのか」
を明確にしておくことで、計画的に制作を進めることが可能になります。


ポイント:事前準備が仕上がりを決める

ここで挙げた内容は、 どれも特別なノウハウではありません。 しかし、 この事前準備ができているかどうかで、ホームページの仕上がりは大きく変わります。 制作を始めてから悩むのではなく、 始める前に確認しておく。 それだけで、失敗に陥る可能性を大きく減らすことができます。




ターゲットユーザーの明確化


ホームページ制作の目的が決まったとしても、
「誰に向けたサイトなのか」が曖昧なままでは、集客やマーケティングはうまく機能しません。
多くの失敗事例を見ていると、
ターゲットを「なんとなく想定」したまま制作を進めた結果、
誰のためのホームページなのか分からなくなってしまうケースが非常に多くあります。
ここでは、ターゲットユーザーを明確にするために押さえておきたいポイントを整理します。


<ペルソナを作成する>
まず行いたいのが、ペルソナの作成です。
これは専門知識として難しく考える必要はありません。
重要なのは、
•どんな立場の人が
•どんな悩みを持ち
•どんな目的でこのサイトを見るのか
を具体的にイメージすることです。
「幅広いユーザー向け」「誰でも使えるように」と考えるほど、
結果的にメッセージはぼやけ、ターゲットに届きにくいホームページになってしまいます。



<ニーズを調査する>
次に、ターゲットが本当に求めているニーズを把握することが重要です。
自社が伝えたい情報と、
ユーザーが知りたい情報は、必ずしも一致しません。
•どんな不安を感じているのか
•何を比較しているのか
•どの情報があれば行動しやすいのか
こうした視点でニーズを調査することで、
使いやすく、目的に合った構成が見えてきます。
ここを曖昧にしたまま進めると、「情報はあるのに反応がない」という結果になりがちです。


<競合分析を行う>
最後に、競合分析です。
競合のホームページを確認することで、
•どんな表現が多いのか
•どこで差別化できそうか
•ユーザーが比較しやすいポイントはどこか
が見えてきます。ただし、競合を真似することが目的ではありません。
自社ならではの強みや専門性をどう打ち出すかを考えるための材料として活用します。


ポイント:ターゲットが明確になると判断が楽になる

ターゲットユーザーが明確になると、
ホームページ制作における多くの判断が楽になります。
•どの情報を載せるか
•どこを削るか
•どんな言葉で伝えるか
これらの判断を、
「顧客にとって分かりやすいか」という基準で行えるようになるからです。
目的・ターゲット・使い方が揃ってはじめて、
集客やマーケティングに活きるホームページになります。



自社の強みを整理する方法



ターゲットユーザーが明確になったら、次に必要なのは
「なぜ自社が選ばれるのか」を言葉にすることです。
ホームページ制作でよくある失敗として、
自社の紹介はしているのに、競合と並べたときに違いが伝わらず、
結果的に「価格」や「見た目」だけで比較されてしまうケースが多くあります。
そのため、制作に入る前に
自社の強みをしっかり整理し、コンテンツに落とし込める状態まで徹底することが重要です。



<SWOT分析を実施する>
まずは基本として、SWOT分析を実施します。
自社の状況を社内で共有しやすく、戦略の土台を作りやすい方法です。
•Strength(強み):自社が得意なこと、評価されていること
•Weakness(弱み):弱点、改善が必要なこと
•Opportunity(機会):市場の動き、追い風になりそうな変化
•Threat(脅威):競合の動き、逆風になりそうな要因
ここで大切なのは、強みだけを見るのではなく、
競合の状況も含めて把握し、現実的な戦略に落とすことです。
SWOTは「資料作り」で終わらせず、
ホームページに載せるべき価値の優先順位を決めるために使います。



<顧客の声を反映する>
次に、顧客の声(フィードバック)を集めます。
社内で考えた強みと、実際に顧客が感じている価値がズレていることは珍しくありません。
•何を理由に依頼したのか
•どの部分が良かったのか
•他社と迷ったポイントは何だったのか
この声を確認することで、
「自社はここにこだわっている」と思っていた部分よりも、
別の点が評価されていた、という発見が出てきます。
ホームページの説得力は、自社視点よりも、顧客視点の言葉が入るほど強くなります。



<独自の価値提案を考える>
最後に、整理した情報をもとに、
独自の価値提案(=他社にはない提供価値)を明確にします。
ここで意識したいのは、
「うちの強みは〇〇です」と言うだけで終わらせず、
誰の、どんな課題に、どう効くのかまでセットで言えることです。
例としては、
•〇〇な顧客に向けて
•△△の不安を減らし
•□□がしやすくなるように設計する
という形で、強みを「顧客メリット」に翻訳します。
これができると、ホームページ全体の構築が一気に楽になります。
載せる情報、言葉、導線、事例の見せ方まで、判断がブレにくくなるからです。


ポイント:強み整理は“デザイン前”に終わらせる


自社の強みは、デザインを決めてから考えると、
見せ方に引っ張られて曖昧になりやすいです。
そのため、強みの整理は制作の最初にしっかり行い、徹底して言語化する。
これが、競合と比較されたときに選ばれるホームページを作る近道です。




03 ホームページ制作の計画と設計


ページ構成と機能要件の洗い出し



目的・ターゲット・自社の強みが整理できたら、
次はそれを具体的なホームページの形に落とし込む段階に入ります。
この計画と設計の工程を曖昧にしたまま進めると、
ページ数や機能が増えすぎたり、
逆に必要な情報が抜け落ちたりと、後から修正が発生しやすくなります。
ここでは、ページ構成と機能要件を整理する際の考え方を確認していきます。



1. 目的に応じたページをリストアップする
まず行うべきなのは、
ホームページの目的に応じて、必要なページを洗い出すことです。
たとえば、 •サービス理解が目的なら、サービス紹介ページ
•問い合わせ獲得が目的なら、導線を意識した問い合わせページ
•信頼性を高めたいなら、実績や会社概要のページ
といったように、
「このページは何のために存在するのか」を意識しながらリストアップします。
ページ数を増やすこと自体が目的になると、
内容が薄くなり、結果的に読まれないホームページになりやすいため注意が必要です。


2. ユーザーのニーズを考慮する 次に重要なのが、
訪問したユーザーがどんな情報を求めているかを考えることです。
自社が伝えたい内容だけで構成してしまうと、
•知りたい情報が見つからない
•どこを見ればいいか分からない
•記事やページを途中で読むのをやめてしまう
といった問題が起こりやすくなります。
ユーザーが
「最初に知りたいこと」
「次に確認したいこと」
「最後に判断する材料」
この流れを意識して、ページ構成や内容を設計することが大切です。


3. 必要な機能を明確にする
最後に、必要な機能を洗い出します。
代表的なものとしては、
•問い合わせフォーム
•資料請求フォーム
•予約機能
•データ送信や自動返信の仕組み
などが挙げられます。
ここで重要なのは、
「使えそうだから付ける」のではなく、
目的とニーズに合った機能だけを選ぶことです。
機能が増えすぎると、
管理や運用の負担が大きくなり、
結果的に使われなくなるケースも多く見られます。


ポイント:設計段階で8割が決まる


ページ構成と機能要件は、
デザインや制作に入る前にしっかり固めておくことで、
後工程がスムーズに進み、仕上がりの質も安定します。
•どのページで
•どんな内容を
•どんな機能で届けるのか
この設計が整理されていれば、
ホームページ制作は「作る作業」から「判断の積み重ね」に変わります。



SEO・集客設計の重要性


どれだけ丁寧に作られたホームページでも、
見つけてもらえなければ存在しないのと同じです。
ホームページ制作において、SEOや集客設計は
「後から追加するもの」ではなく、
設計段階から意識すべき前提条件と言えます。
特に近年は、
検索エンジンだけでなく、SNSや広告など、
ユーザーがサイトにたどり着く経路が多様化しています。
そのため、SEOを含めた集客全体を見据えた設計が重要になります。



<キーワードをリサーチする>
まず行うべきなのが、キーワードリサーチです。
ユーザーは、
自分の悩みや目的を言葉にして検索エンジンに入力します。
その言葉を把握せずにコンテンツを作ってしまうと、
検索結果に表示されにくいwebサイトになってしまいます。
•どんな言葉で検索されているのか
•情報収集段階なのか、比較段階なのか
•サービスを探しているのか
こうした意図を意識しながらキーワードを選び、
ページや記事の内容に反映させることが、
SEOの基本であり、集客設計の土台になります。


<ターゲットユーザーを明確にする>
SEOを考えるうえでも、
ターゲットユーザーの明確化は欠かせません。
同じキーワードでも、
ユーザーの立場や状況によって求める情報は異なります。
•初めて調べている人
•比較検討している人
•すぐに行動したい人
誰に向けたページなのかを明確にすることで、
検索エンジンにもユーザーにも伝わりやすい構成になります。
結果として、アクセスは増えても成果につながらない、
という状態を避けることができます。


<集客方法を計画する>
最後に、集客方法を具体的に計画することが重要です。
SEOだけに頼るのではなく、
•SNSでの発信
•広告の活用
•外部サイトからの流入
など、どの経路からアクセスを集めるのかを想定します。
また、CMSを使って更新しやすい構成にしておくことで、
継続的に情報発信ができ、検索エンジンからの評価も高まりやすくなります。
公開後は、アクセス解析を行い、どのページが見られているのか、
どこで離脱しているのかを確認しながら改善を重ねていくことが欠かせません。


ポイント:SEOは「対策」ではなく「設計」


SEOは、単なるテクニックや対策ではありません。
•誰に
•どんな情報を
•どんな経路で届けるのか
この設計ができてはじめて、
検索エンジンにもユーザーにも見つけてもらえるホームページになります。
あわせて、セキュリティ対策やサイトの安定性といった基本的な要素も、
安心して使われるwebサイトには欠かせません。

デザインとユーザー導線のバランス

ホームページ制作において、デザインはとても重要な要素です。
ただし、見た目だけを重視しすぎると、かえって成果から遠ざかるケースも少なくありません。
検索エンジン経由でwebサイトに訪れたユーザーは、
「きれいかどうか」よりも先に、
自分の知りたい情報にたどり着けるかを無意識に判断しています。
そのため、デザインはユーザー導線と直結した設計として考える必要があります。



1. ビジュアルと機能性を両立させる
デザインの役割は、
単にイメージを良く見せることではありません。
•情報を理解しやすくする
•行動を促す
•安心感を与える
といった、機能としての役割を持っています。
デザイナーの表現力が高いほど、
「見せたいデザイン」に寄りすぎてしまい、
結果的に使いにくくなるケースもあります。
重要なのは、
デザインが目的に合っているかどうか。
おしゃれ“すぎる”デザインが、必ずしも成果に直結するわけではありません。



2. ナビゲーションをシンプルにする
ユーザー導線で特に重要なのが、ナビゲーション設計です。
メニュー項目が多すぎたり、言葉が分かりにくかったりすると、
ユーザーは「どこを見ればいいか分からない」状態になります。
google検索や他ページから流入してきたユーザーは、
トップページから順番に読むとは限りません。
そのため、
•今どこにいるのか
•次に何ができるのか
が一目で分かる、シンプルなナビゲーションが求められます。



3. ユーザーの行動を予測する
デザインと導線を考える際は、
ユーザーがどんな行動を取るかを予測する視点が欠かせません。
•検索して訪れる
•ページをざっと見る
•気になる部分だけを読む
•判断材料を探す
この流れを意識して設計することで、
必要な情報に自然とたどり着ける導線が生まれます。
ツールや装飾を増やすことよりも、
「ユーザーが迷わず動けるか」を基準にデザインを合わせることが重要です。


ポイント:デザインは「目的達成の手段」


デザインは、
自己表現や装飾のためのものではありません。
•検索から訪れたユーザーに
•迷わせず
•行動につなげる
そのための設計です。
見た目にこだわりすぎず、機能性を犠牲にしない。
このバランスが取れたホームページこそが、結果につながるwebサイトになります。



04 成功事例:ウフフドーナチュ


ブランドの世界観を可視化し、成果につなげたサイト設計








ウフフ✖️ヴォイスのページでご覧いただけます。

金沢発のドーナツブランド ウフフドーナチュは、
ブランド価値を見える形に整理し、ホームページ制作とECサイト展開を通じて、
オンライン・オフライン双方で成果を上げた代表的な成功事例です。
もともとウフフドーナチュは、地域で人気の高い手づくりドーナツブランドでした。
一方で、事業としての魅力や価値が十分に言語化・構造化されておらず、
ブランドとしてどういう存在なのかが、初めて訪れる人には伝わりにくい状態でもありました。
そこで行ったのが、
ブランド名やコンセプトの再整理を起点としたトータルブランディングです。
•ブランドの原点となる想いの言語化
•ロゴ・キャラクターデザインの再構築
•プロモーション全体の方向性整理
•それらを一貫して伝えるサイトデザイン設計
単に見た目を整えるのではなく、
ブランドの核となる価値を、Web上でどう体験させるかを重視した設計を行いました。




成果につながった理由


この取り組みの結果、
公式サイトを通じた販売は大きく伸び、
全国の大手百貨店での展開・人気獲得へとつながっています。
重要なのは、
この成果が「EC機能を付けたから」だけではないという点です。
•ブランドの価値を整理し
•伝える情報の優先順位を明確にし
•世界観と導線を一体で設計した
その仕組み自体が、売上・集客・認知拡大を支える土台になりました。
結果として、ECサイトへの導線だけでなく、
実店舗への来店、SNSでの共感投稿など、
ホームページ外の行動にも好影響を与える構造が成立しています。



この事例から学べるポイント


•単にサイトを作るのではなく、ブランド戦略と一体で設計することで成果につながる
•サイトで伝える情報を整理し、ブランドの核となる価値を明確にすることが、集客・売上の判断軸になる
•ブランドの背景や想いを言語化することで、商品情報以上にユーザーの心を動かせる
•商品だけでなく「ブランド体験」まで伝えることで、アクセスから成果への回遊が自然に生まれる
•ミッションや価値観を前面に出した構成は、検索エンジンからも意味のある情報として評価されやすい


05 成功事例:旅音(TABI-NE)


ブランドコンセプトから魅力を可視化した民泊サイト








ウフフ✖️ヴォイスのページでご覧いただけます。

金沢を拠点に、「暮らすように旅をする」という独自の旅体験を提供する民泊サービス 旅音(TABI-NE)は、
ブランドコンセプトの明確化とホームページ制作を通じて、サービス価値を訪問者に理解しやすく伝えることに成功した事例です。
もともと旅音は、
「ただ泊まるだけの宿」ではなく、
金沢の“日常”を体験する旅を提案するブランドでした。
その背景には、暮らすように過ごす旅スタイルや、
訪れる人との関係性を大切にするというブランド哲学があります。
制作では、
企業理念の開発やロゴ・キャラクターデザインといった視覚的な要素を整理し、
それを含めたブランディングの一環としてWebサイト構築が行われました。
ブランドの世界観とホームページの体験が一致することで、
訪問者が直感的にブランドの価値を掴める導線づくりができています。

旅音のホームページでは、
「暮らすように旅をする」というコンセプトを中心に、
金沢の暮らしや旅の提案が自然に伝わる構成になっており、
サイトを訪れた人がブランドの世界観を理解しやすい設計になっています。
さらに、ブランドテーマを象徴するキャラクター「旅猫」などのビジュアル要素を用いることで、
情報としてだけでなく「体験としての旅音」まで感じられる構成になっています。
このようなブランド哲学と視覚表現の一貫性が、
単なる宿泊サービス紹介ページを超えた、体験価値を伝えるWebサイト設計につながりました。


この事例から学べるポイント


•ブランドコンセプトとWebサイトを同じ言語で設計することの重要性
  → サイト自体がブランド体験を伝える仕組みになる。
•世界観や体験価値を押し出した導線設計は、共感・理解につながる
  → 旅音のように「暮らすように旅する」というコンセプトが、サイトを通じて直感的に伝わる。
•キャラクターやビジュアルを戦略的に使うことで、記憶に残るサイト体験になる
  → 機能だけでなく、体験価値を構造化した設計が成果につながる。


他ヴォイスのホームページ制作実績はこちらでご覧いただけます。


06 ホームページリニューアルの注意点


ホームページ制作の中でも、
リニューアルは新規制作以上に失敗が起きやすい工程です。
すでにコンテンツがあり、一定のアクセスや検索上位表示、
ダウンロードや問い合わせなどの行動実績がある場合、
今回のリニューアルが大きな影響を与える可能性があります。
そのため、「古くなったから」「デザインを変えたいから」といった理由だけで進めると、
結果的に成果を落としてしまうケースも少なくありません。


リニューアル時のポイント



<目的を明確にする>

まず最初に行うべきなのは、
なぜリニューアルするのかを明確にすることです。
•新規ユーザーを増やしたいのか
•既存コンテンツを整理したいのか
•行動(問い合わせ・ダウンロード)につなげたいのか
目的が曖昧なまま進めると、見た目は最新になったものの、
「何が改善されたのか分からない」リニューアルになってしまいます。
特に、これまで検索上位に表示されていたページや、
期待されていたコンテンツを安易に削除・変更すると、
アクセスが大きく落ちる可能性があるため注意が必要です。



<ユーザー視点でデザインを考慮する>

リニューアルでは、
どうしても「新しくすること」自体が目的になりがちです。
しかし重要なのは、
ユーザーにとって使いやすくなっているかどうかです。
•情報は探しやすいか
•導線は簡単か
•行動まで迷わず進めるか
デザインを刷新する場合でも、
これまでのユーザー行動やアクセス解析のデータをもとに、
どこを残し、どこを変えるのかを判断する必要があります。
保守性や更新のしやすさも含めて設計しておくことで、
リニューアル後の運用もスムーズになります。



<競合分析を行う>
最後に、競合分析です。
競合他社のサイトを確認することで、
•どんなコンテンツが紹介されているか
•最新の表現や構成はどうなっているか
•ユーザーが比較しやすいポイントはどこか
といった視点が見えてきます。
ただし、
競合をそのまま真似るのではなく、
自社がこれからどう差別化すべきかを考える材料として使うことが重要です。


ポイント:リニューアルは「作り直し」ではない


ホームページリニューアルは、単なる作り直しではありません。
•これまで積み上げてきた評価
•ユーザーの行動データ
•検索エンジンからの評価
これらを踏まえたうえで、
何を残し、何を変えるかを慎重に判断する工程です。
新規制作と同じ感覚で進めてしまうと、
成果を失うリスクもあります。
これからリニューアルを検討する場合は、
目的と現状を整理し、
「より良くするために何が必要か」を見極めることが成功への近道です。



更新・運用の計画



ホームページは、完成した時点がゴールではありません。
むしろ本当のスタートは、公開後の更新・運用をどう進めていくかにあります。
どれだけ丁寧に作られたサイトでも、
更新が止まってしまうと情報は古くなり、
サービスや採用情報の信頼性にも影響してしまいます。
そのため、リニューアル後こそ、現実的な運用計画を立てておくことが重要です。



<定期的なコンテンツ更新を計画する>

まず考えるべきなのは、
どのコンテンツを、どの頻度で更新するのかです。
たとえば、
•ブログ記事の追加
•サービス内容の更新
•採用情報の掲載・修正
•実績やお知らせの追加
すべてを頻繁に行う必要はありません。
重要なのは、無理なく続けられる更新計画を立てることです。
「月に1回ブログを追加する」
「サービス内容は年に数回見直す」
といったように、
時間や作業量を考慮した現実的な進行を想定します。



<運用体制を整える>

次に必要なのが、運用体制の整理です。
更新が止まってしまう原因の多くは、
•誰が作業を行うのか決まっていない
•更新の判断を誰がするのか分からない
•サポートや修正の依頼方法が曖昧
といった体制面の問題です。
あらかじめ、
•社内で対応する範囲
•制作会社や外部へのサポート依頼範囲
•更新作業にかけられる時間
を決めておくことで、納期や実装の遅れを防ぎやすくなります。



<効果測定の仕組みを導入する>

更新・運用とあわせて欠かせないのが、効果測定です。
•どのページが見られているか
•ブログ更新後にアクセスは増えたか
•採用情報ページは見られているか
こうした点を把握するために、
アクセス解析などの仕組みを導入しておくことが重要です。
数値を見ることで、
「やったほうがいい更新」と
「そこまで優先しなくていい作業」の判断ができるようになります。


ポイント:運用できる設計が、成果を伸ばす


更新・運用は、
気合や根性で続けるものではありません。
•続けられる内容か
•無理のない頻度か
•サポート体制は整っているか
これらを事前に考えた設計こそが、
2026年以降も成果を伸ばし続けるホームページにつながります。
制作・リニューアルの段階で、
「どう運用していくか」まで見据えておくことが、
失敗しないホームページ運用の重要なポイントです。

AUTHOR:

VOICE

CONTENTS

ホームページ XLVIII

「失敗事例から見えた、企業のホームページ制作 成功パターンと判断ポイント」

ホームページ XLVII

中小企業ブランディング成功事例|事例で学ぶ成功の秘訣

ホームページ XLVI

成功するホームページリニューアルの考え方とは? 会社で押さえるべきポイントと進める際の視点を解説

ホームページ XLV

「会社の印象を変える!ブランディングデザインの理解と実践」

ホームページ XLIV

「大学ブランディング戦略の成功事例6選と実施ステップ」

ホームページ XLIII

「ブランディングにおけるホームページの役割とそのメリット」

ホームページ XLII

「2025年版!福井のホームページ制作会社徹底比較」

ホームページ XLI

「2025年版!SEO対策会社の選び方と特徴を解説」

ホームページ XL

「ホームページ製作費用の全体像と目的別相場をわかりやすく解説【2025年版】」

ホームページ XXXIX

「クリニックのためのホームページ制作ガイド【2025年版】」

ホームページ XXXVIII

LLMOとは
~検索から対話へ、これからのSEOの進化~

ホームページ XXXⅦ

ブランディング視点で見るWebサイトのあるべき姿

ホームページ XXXⅥ

素敵なホームページが意味を持たない理由

ホームページ XXXⅤ

「なぜ反応がない?」ホームページを公開したのにお問い合わせが来ない理由とは

ホームページ XXXⅥ

金沢でホームページ制作を考える|ホームページを「つくる前」に考えておきたい補助金の話

ホームページ XXXⅤ

Webサイト制作を経営戦略の一部として考える|成果につながるサイト設計とは?

ホームページ XXXⅣ

ブランディングを成功させるホームページ制作のポイント

ホームページ XXXⅢ

ホームページリニューアルで企業の成果を最大化する方法

ホームページ XXXⅡ

ホームページのトラフィックを増やすための基本戦略

ホームページ XXXⅠ

ホームページのデザインとブランディングの重要性

ホームページ XXX

モバイルフレンドリーなホームページ制作の重要性と実現方法

ホームページ XX Ⅸ

なぜホームページでブランディング差がつくのか?webサイト制作会社が解説

ホームページ XX Ⅷ

ターゲット市場に最適化したホームページ制作の方法

ホームページ XX Ⅶ

UXデザインでユーザーを惹きつけるホームページ制作

ホームページ XX Ⅵ

ホームページでビジネスを成長させるための戦略

ホームページ XX Ⅴ

ホームページの開設目的と役割

ホームページ XX Ⅳ

パーパスブランディングの重要性:企業のビジョンを具現化するデザイン戦略

ホームページ XX Ⅲ

モバイルファースト時代におけるホームページ制作の重要性

ホームページ XX Ⅱ

デザインと課題解決の融合:企業の本当の価値を引き出すブランディング

ホームページ XX I

デザインの力で価値を可視化する:UI/UXの未来像

ホームページ XX

問い合わせが急増!ホームページで効果的なCTA設置の秘訣

ホームページ ⅩⅨ

ブランディングとECの融合:オンラインビジネスの新たな潮流

ホームページ ⅩVIII

マーケティングから始まるホームページ制作の成功法則

#ホームページ ⅩⅦ

ホームページの集客術 SNSの効果的な活用法

#ホームページ ⅩⅥ

AIの進化と共に変わるホームページ制作:新たな関係性の創造

#ホームページ ⅩⅤ

ホームページと採用:過去の教訓と未来への展望

#ホームページ ⅩⅣ

企業の顔となるホームページ:ブランディング戦略を活かした制作術

ホームページ ⅩIII

ブランディングの核心:ゴールデンサークルを活用した価値の可視化

ホームページ ⅩⅡ

ホームページ制作におけるChatGPTの役割と新時代のSEO戦略

ホームページ ⅩⅠ

ホームページの保守管理とSEO|メンテナンスのSEOへの影響

ホームページ Ⅹ

SEOとGA4|新しいアナリティクス時代の最前線

ホームページ Ⅸ

コンテンツファーストなホームページ制作

ホームページ Ⅷ

効果的なWEBサイト制作のポイント|目的を明確にする理由

ホームページ Ⅶ

金沢でのホームページ制作費用:予算別ガイドと選び方

#ホームページ Ⅵ

SEO対策の種類と詳細:内部対策と外部対策の違いについて

#ホームページ Ⅴ

SEO対策で変わるホームページの可能性:効果的な戦略と実施法

#ホームページ Ⅳ

ユーザビリティとアクセシビリティ Webサイトの新たな標準

#ホームページ Ⅲ

Webサイトのレスポンシブデザイン モバイルフレンドリーの重要性

#ホームページ Ⅱ

ホームページ作成を依頼する前に知っておきたい5つのポイント

#ホームページ Ⅰ

集客を意識したホームページ制作

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お客様からよくあるご質問

Q.県外からの依頼でも対応は可能か?
A.全国各地にお取引先があり、柔軟に対応してきた実績があります。まずはリモートでのご面談などでもけっこうですので、どうぞお声かけください。
Q.コンペに参加いただくことは可能か?
A.基本的には参加しておりませんが、弊社にお声掛けいただいた動機などを聞かせていただけると幸いです。諸条件なども確認できましたら、ご検討させていただくことも可能です。まずは詳しいお話を聞かせてください。
Q.紹介者はいないが新規取引できるか?
A.ご紹介者がいなくても問題ありませんが、まずは一度ご面談をさせてください(リモートなどでももちろんけっこうです)。お話をさせていただいて、御社にとって、本当に弊社に依頼してよろしいかを判断する機会になると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
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