「なぜ反応がない?」ホームページを公開したのにお問い合わせが来ない理由とは | 株式会社ヴォイス

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「なぜ反応がない?」ホームページを公開したのにお問い合わせが来ない理由とは

ホームページをリニューアルした。デザインもきれい、情報もそろっている。なのに、なぜか反応がない。問い合わせフォームは設置したのに、まったく届かない。「もしかして誰も見ていないのでは?」と疑いたくなるような日々。そんな悩みを抱える企業は、決して少なくありません。
でもその原因は、必ずしも“アクセス数の少なさ”や“SEOの弱さ”とは限りません。問い合わせが来ない理由は、もっと根本的なところ――つまり、“伝え方”や“構成の思想”に潜んでいることが多いのです。
このコラムでは、金沢を拠点に企業ブランディングとWeb制作を手がけるVOICEの視点から、「なぜ反応がないのか?」を解き明かします。ホームページはただ“作るもの”ではなく、“反応が生まれるように設計するもの”。その本質に、今こそ立ち返ってみませんか?

01 ホームページは「完成したら終わり」ではない

“公開=ゴール”という思い込みが反応を止めている

ホームページ制作において、よくある誤解が「公開すれば問い合わせが来るはず」という思い込みです。実際には、公開後にどれだけ情報を育て、魅力を更新していけるかが、成果を生むかどうかの分かれ道になります。VOICEでは「ホームページは完成した瞬間からが本番」という考え方を重視しています。なぜなら、ホームページは“伝えるべき価値”を可視化しつづける“メディア”だからです。完成品ではなく、発信力を持った装置として運用しなければ、お問い合わせにつながることはありません。

「公開しただけ」で見つかるほど甘くない

Webは世界に開かれていますが、だからこそ“埋もれる”リスクも高まります。公開=露出ではありません。誰かに届くためには、検索対策も導線設計も、言葉のチューニングも必要です。ただ公開しただけで放置されているページが山のようにある中で、“伝えたいことが届く状態”にする努力が求められます。

「言いたいこと」と「求められていること」は違う

多くのホームページは、企業の「伝えたいこと」だけで構成されています。しかし、ユーザーが求めているのは“自分にとって価値があるかどうか”です。そのズレを認識せずに発信しても、求める反応は得られません。VOICEは、「自分たちの言いたいこと」ではなく「相手が知りたいこと」からコンテンツを組み立てます。

「とりあえず載せた情報」は行動につながらない

「会社概要」「アクセス」「サービス紹介」だけの構成で、本当に問い合わせが来ると思いますか?ユーザーは、“悩みを解決してくれそうか”“信頼できそうか”を見ています。目的に対して“意味のある情報”がきちんと載っているか。その視点を欠いた情報構成では、どんなに整っていても成果には結びつきません。

02 「どう言うか」の前に「何を言うか」を考える

言葉の見せ方ではなく、“中身の本気度”が伝わるか

「デザインはキレイなのに」「構成は整っているのに」――それでも反応がないホームページに共通しているのは、“何を言っているか”が弱いことです。VOICEの基本姿勢は、「どう言うかより、まず何を言うか」。表現より中身、装飾より本質です。問い合わせにつながるページには、明確な“言語の核”があります。それは、“言葉のうまさ”ではなく、“想いの強さ”です。中身のない言葉は、どれだけ整っていても反応を生みません。

「想いを語っているか」それとも「説明しているだけか」

企業紹介やサービス紹介が、ただの事実羅列になっていないでしょうか?求職者でも顧客でも、相手が知りたいのは“この会社がどんな価値観を持ち、なぜその事業をやっているのか”です。VOICEは、想いと背景を“自分の言葉”で語ることを重視します。説明では人は動きません。共感でしか行動は生まれないのです。

「相手の気持ちになって」書かれているか

どんなに正確な情報も、“相手の視点”がなければ、ただの自己満足です。「どんな検索で訪れるのか」「何に困っているのか」「何を不安に思っているのか」――そこに寄り添った構成・言葉になっているかが、反応の有無を左右します。読み手の視点で“問う→答える”という構造が重要です。

「で、どうすればいいの?」に答えているか

ユーザーが情報を読んだあとに「じゃあ、何をすればいいの?」という疑問にすぐ答えられるか。それが行動(CV)に直結します。“問い合わせ”の前に「共感→納得→行動」のプロセスがなければ、反応は起きません。VOICEでは、すべての情報が“行動につながるかどうか”を基準に設計されています。

03 「問い合わせさせる導線」が設計されていない

お問い合わせは“自然に届く”のではなく“設計する”もの

ユーザーが「問い合わせよう」と思うには、“意図的なきっかけ”が必要です。多くのホームページでは、ただ「お問い合わせはこちら」と設置するだけで、訪問者が行動してくれると思い込んでいます。しかし、問い合わせとは“心理的ハードル”を超える行為です。VOICEは、「問い合わせをしたくなる心の流れ」を徹底的に設計します。それは単なるボタンの配置ではなく、気持ちの導線です。「このタイミングで、この言葉があったから動いた」と言ってもらえるような設計が成果を生みます。

「迷わせない」だけでなく「背中を押す」

CTA(Call to Action)は単なる案内ではありません。重要なのは“行動したくなる気持ち”をつくることです。たとえば「お気軽にどうぞ」では不安が解消されません。「◯◯でお困りの方へ、まずは無料相談から」など、相手の心理に合った言葉で誘導する必要があります。デザインではなく“感情に寄り添った声かけ”がカギです。

「問い合わせ前の不安」に答えていない

「しつこく営業されるのでは?」「聞くだけでも大丈夫?」――そうした不安が残っている限り、ユーザーは問い合わせに踏み切れません。逆に、こうした不安を先回りして解消する文言があると、行動のハードルは一気に下がります。VOICEでは、行動を邪魔する“見えない壁”をコンテンツ設計で取り除きます。

「今すぐ行動しない人」も想定しておく

すぐに問い合わせる人ばかりではありません。むしろ多くのユーザーは「もう少し様子を見たい」「いろいろ比較したい」と考えています。そんな人たちにも価値を届けられるよう、資料ダウンロードや事例紹介など“中間アクション”の導線が重要になります。VOICEでは「今すぐの問い合わせ」だけでなく「将来的な問い合わせ」の種も仕込む設計を行います。

04 「世界観」がないホームページは忘れられる

他社と“同じようなサイト”では、記憶にも残らない

ユーザーがいくつかのホームページを見比べたとき、「どこも似ているな」と感じた瞬間に記憶から消えていきます。どれだけデザインが整っていても、“どこの会社だったか思い出せない”サイトでは選ばれません。問い合わせを生むためには、「この会社、ちょっと違う」と感じさせる“世界観”が必要です。VOICEでは、ホームページ全体を“ひとつのストーリー”として設計し、読後に印象が残るような構成を大切にしています。選ばれるためには、まず「忘れられない存在」であることが前提なのです。

「伝わるデザイン」ではなく「覚えられる構造」

きれいなデザイン、読みやすいレイアウト。それだけでは記憶に残りません。色使い、言葉づかい、写真の雰囲気、メッセージの一貫性――そうした“におい”のような感覚が人の印象に残ります。VOICEは、ホームページの構成そのものに「ブランドの空気感」を宿らせることを徹底しています。

「らしさ」のないサイトは、価格勝負になる

情報だけで比べられるサイトは、最終的に価格勝負になりがちです。逆に、“この会社に頼みたい”と思わせる“らしさ”があれば、多少高くても選ばれる。ブランド価値とは、価格競争から自由になる力です。ホームページはその最前線。VOICEは、企業の“価値と個性”を可視化することを、ホームページの使命と考えています。

最後に

ホームページは「つくれば成果が出るもの」ではありません。 自分たちの価値を見つめ、言葉にし、相手の行動を設計し、世界観を示す――そのすべてが揃って、はじめて“問い合わせが生まれるホームページ”になります。
公開したのに反応がない。その原因は、“技術不足”ではなく“言語化不足”かもしれません。 だからVOICEは、制作のスタートに「なぜ問い合わせが来ていないのか」を一緒に考えることから始めます。答えは、あなたの会社の中に必ずあります。

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VOICE

CONTENTS

ホームページ XXXⅤ

「なぜ反応がない?」ホームページを公開したのにお問い合わせが来ない理由とは

ホームページ XXXⅥ

金沢でホームページ制作を考える|ホームページを「つくる前」に考えておきたい補助金の話

ホームページ XXXⅤ

Webサイト制作を経営戦略の一部として考える|成果につながるサイト設計とは?

ホームページ XXXⅣ

ブランディングを成功させるホームページ制作のポイント

ホームページ XXXⅢ

ホームページリニューアルで企業の成果を最大化する方法

ホームページ XXXⅡ

ホームページのトラフィックを増やすための基本戦略

ホームページ XXXⅠ

ホームページのデザインとブランディングの重要性

ホームページ XXX

モバイルフレンドリーなホームページ制作の重要性と実現方法

ホームページ XX Ⅸ

ブランディングを強化するホームページ制作のコツ

ホームページ XX Ⅷ

ターゲット市場に最適化したホームページ制作の方法

ホームページ XX Ⅶ

UXデザインでユーザーを惹きつけるホームページ制作

ホームページ XX Ⅵ

ホームページでビジネスを成長させるための戦略

ホームページ XX Ⅴ

ホームページの開設目的と役割

ホームページ XX Ⅳ

パーパスブランディングの重要性:企業のビジョンを具現化するデザイン戦略

ホームページ XX Ⅲ

モバイルファースト時代におけるホームページ制作の重要性

ホームページ XX Ⅱ

デザインと課題解決の融合:企業の本当の価値を引き出すブランディング

ホームページ XX I

デザインの力で価値を可視化する:UI/UXの未来像

ホームページ XX

問い合わせが急増!ホームページで効果的なCTA設置の秘訣

ホームページ ⅩⅨ

ブランディングとECの融合:オンラインビジネスの新たな潮流

ホームページ ⅩVIII

マーケティングから始まるホームページ制作の成功法則

#ホームページ ⅩⅦ

ホームページの集客術 SNSの効果的な活用法

#ホームページ ⅩⅥ

AIの進化と共に変わるホームページ制作:新たな関係性の創造

#ホームページ ⅩⅤ

ホームページと採用:過去の教訓と未来への展望

#ホームページ ⅩⅣ

企業の顔となるホームページ:ブランディング戦略を活かした制作術

ホームページ ⅩIII

ブランディングの核心:ゴールデンサークルを活用した価値の可視化

ホームページ ⅩⅡ

ホームページ制作におけるChatGPTの役割と新時代のSEO戦略

ホームページ ⅩⅠ

ホームページの保守管理とSEO|メンテナンスのSEOへの影響

ホームページ Ⅹ

SEOとGA4|新しいアナリティクス時代の最前線

ホームページ Ⅸ

コンテンツファーストなホームページ制作

ホームページ Ⅷ

効果的なWEBサイト制作のポイント|目的を明確にする理由

ホームページ Ⅶ

金沢でのホームページ制作費用:予算別ガイドと選び方

#ホームページ Ⅵ

SEO対策の種類と詳細:内部対策と外部対策の違いについて

#ホームページ Ⅴ

SEO対策で変わるホームページの可能性:効果的な戦略と実施法

#ホームページ Ⅳ

ユーザビリティとアクセシビリティ Webサイトの新たな標準

#ホームページ Ⅲ

Webサイトのレスポンシブデザイン モバイルフレンドリーの重要性

#ホームページ Ⅱ

ホームページ作成を依頼する前に知っておきたい5つのポイント

#ホームページ Ⅰ

集客を意識したホームページ制作

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