MANAGEMENT
その理念は社員を刺激しているか。
たいていの会社には経営理念がある。
理念は上位概念である。
普遍性がいる。
ゆえに
抽象的であいまいな言葉になるのだけど
それでは社員の想像力を掻き立てない。
とはいえ
「目標」のように具体的で明確な言葉もまた
社員のイマジネーションを刺激しない。
本来、スローガンというのは
社員の自発的な行動をうながすためにある。
活発に発想したり
それぞれが創意工夫を凝らすための
ベースになるべきものでもある。
具体的すぎる「目標」を掲げると
そうはならない。
抽象的すぎず、具体的すぎず。
その中間にあたるくらいの
適度にあいまいな言葉がいい。
そのスローガンを聞いた社員たちが
それぞれにちがうことを考えるくらいがいい。
十人十色の解釈が創造や革新の源になる。
秩序をつくりつつ
すこしばかりの混沌もつくりだす。
優れたスローガンとは
そういうものであると考えながら
VOICEはいろんな会社の経営理念や
ミッションステートメントの開発をお手伝いしている。