VLOG|石川県金沢市のデザインチーム「ヴォイス」 ホームページ作成やCMの企画制作をはじめNPOタテマチ大学を運営

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PROFILE

宮川真也
株式会社ヴォイス 代表取締役

クリエイティブディレクター

タテマチ大学/NPO金沢マチ
ナカ大学 代表理事

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自分の視点を離れる。

選択肢が豊かなことを自由という。

自分はそれが苦手だ、

と思っているものを排除することは
自分の可能性を制限する行為だ。

自分はこれだ、

という確信が
じつは選択肢を狭めている。

それはいかにも不自由な状態ではないか。

自分の視点をもつのは悪くないが

自分の視点から離れることも大事だ。

離れたら視野が広がる。

いろんな可能性が見えてきて

選択肢がぐんと増える。

「自分の視点を離れる」ことを覚えたら

仕事はもっとうまくやれる。

視野が広がったら

仕事は一気に楽しくなる。

選択肢が豊かになるからだ。

つまり、自由を得るからだ。

仕事が行きづまる。

楽しくないと感じる。

その理由のほぼ100%は

不自由になっているからだと思う。

自分の視点にとらわれて

選択肢が少なくなっていると
仕事は行きづまる。

不均一性あるいは唯一性。

フルオブビーンズ用に

ちいさなワイングラスを手に入れた。

1880年代のフランスのル・マンのグラス。

職人の手でつくられたヴィンテージを19個。

ひとつひとつ不揃いでプロポーションがちがう。

不細工(ぶさいく)なのがいい。

均一で端正なグラスにも素敵なものはある。

だけどわたしたちは

機械では量産できない不均一さも愛したい。

手仕事と経年によって生まれた“唯一のもの”を

美しいと感じる美意識を大事にしたい。

そもそもフルオブビーンズは

築100年の古民家をリノベーションしたお店。

店内にあるヴィンテージの雑貨や家具は唯一のもの。

均一で合理的なものをめざすのがチェーン店。

わたしたちはその真逆のものをつくっている。

他人とはちがうことを考えられる能力。

予測はできない。

世の中のほとんどのことがそうだ。

予測できないものは

自分の頭で考えるしかない。

「どこかに手がかりとなる情報が落ちてないか」

などと検索していたら

自分がどんどん劣化していく。

他人の考えを拾ってコピペする。

そこに自分で考えた形跡はほぼ見あたらない。

他人と同じ考えを得て決着している。

他人の考えで生きている。

自分の考えがない。

大事なものは何か。

他人とは違うことを考えられる能力ではないか。

けっきょくは、その能力が仕事の出来を決める。

つくりたいのは差ではない。

違いをつくりたいのである。

自分の頭で他と違うことを考えられる能力がほしい。

制約がないと突破ができない。

夏目漱石の小説は

『こころ』も『それから』も『三四郎』も
新聞連載だったらしい。

司馬遼太郎の

『竜馬がゆく』や『坂の上の雲』は
たしか産経新聞の連載だったと思う。

連載は、毎回話が区切られる。

それが制約である。

時代を超える傑作たちは

制約のなかで書かれてきた。

創作意欲というのはふしぎなもので

「無条件に何をやってもいい」
とされるほうが湧きにくい。

創造的な作業にかぎらない。

「自由にやりなさい」

そういわれたほうが

かえって何もできないという経験は
どんな業種の人にもあるのではないか。

人間は

制約や条件をつきつけられると
それをなんとか突破しようとする。

工夫する。

だから創意が生まれる。

時間でも予算でも紙数でも。

そういう制約や条件は

むしろ歓迎すべきものとして
向き合ったほうがいい。
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