会社を評価できるのは
会社の外にいる人たちである。会社の中にいる自分たちが
会社を評価することはできない。「当社はいい会社だ」
その手の物言いはぜんぶ過信だ。
たとえば
飲食店を指して「あの店はよい店だ(よくない店だ)」
と評価しているのは
客側のわたしたちである。
店の評価を
店の中にいる人たちが決めることはできない。
お店のイメージも
商品のクオリティも会社のブランドも。
そういうものの一切合切も
会社の外にいる人たちが決める。「お客様がどう感じているか」
その集積がブランドである。
だから
ブランドというのは会社の社員や社長が
つくることはできない。
お客様やお取引先などの
会社の外にいる人たちがつくっていく。ブランドをつくる、
という考え方はやめたほうがいい。会社側にできることは
「知ってもらう」「憶えてもらう」
「好きになってもらう」
ための行動を積み重ねることだけだ。