会社の成長は
比例しないと思っている。
なぜなら
1~2年程度の短期の業績はその時の勢いでつくれる。
棚からぼた餅もある。
短期目先の業績だけなら
本来の実力とはべつのところでとり繕うことができる。
とり繕えないのは
会社の業績ではなく会社の成長のほうである。
1年単位で考えるなら、穀を植えよ。
10年単位で考えるなら、木を植えよ。100年単位で考えるならば、人を育てよ。
この中国の故事を知ったのは
VOICEをつくって3年目あたりだった。
いまもノートに書いてある。
自分には
100年単位で何かを計ることなんか
できなかったけれど、
「VOICEとは人を育てる場所だ」
という指針は
持つことができた。2010年を告白すると、
人を育てることはあまりできなかったように思う。
株式会社としての成果には
満足しているけど、人を育てるチームとしての成果には
反省が残る1年だった気がする。
メンバーのみんなのパフォーマンスには
満足どころか頭が下がる。人を育てる立場にいる自分には
反省どころか失望すらおぼえる。残念ながらそういう2010年だった。
2011年は挽回の年だ。
メンバーの成長を推進するために
自分自身が成長しなくちゃいけない。